■一概に成功率は答えられない
別れさせ屋について、最も気になることは「成功率」でしょう。
しかし、好きな人を恋人と別れさせたい、不倫相手の夫婦を別れさせたい、子供を交際相手と別れさせたい、というように、“別れさせたい”相手は依頼者によって違いますし、自分自身が相手と別れたい場合もあります。
さらに、別れさせたい対象者の職業や生活、その人の情報量などによって、成功率はかなり左右されるので、一概に「成功率はこれくらい」と答えることはできないのです。
別れさせ屋のサイトなどには、過去の事例が掲載されていることがありますが、自分に近い状況であっても、全く同じということは絶対にあり得ないのです。
調査や工作を進めていくうちに、今まで知らなかった新しい事実を知らされることもありますし、工作を進める中で、対象者の行動や反応によって、状況が大きく変化することもあるのです。
■対象者を警戒させると失敗に繋がる
別れさせ屋は、重要な情報を集め、プランを検討し、特別な訓練を受けた工作員によって、自然に別れさせる工作を進めていきます。
しかし、失敗してしまうケースもあります。
失敗するケースで原因となるのは、対象者を警戒させてしまったことが多いです。
ただ、その原因を作るのは、たいてい依頼者の目立った行動によるものです。
例えば、不倫相手の夫婦を別れさせたくて、「離婚してほしい」と不倫相手に頻繁に言ったり、妻のことを調べるために尾行などして目撃されたりして、完全に様子がおかしいと警戒されてしまうのです。
警戒心をもたれたまま、別れさせ屋の工作を行っても、自然に演出することが難しくなり失敗に終わります。
別れさせ屋の工作を成功させるには、依頼者は全く気づいていないように演じ、相手を油断させ、自然と別れが訪れるようにするのです。
■情報量は成功率を上げる重要な要素
対象者についての情報量が多ければ多いほど成功に繋がります。
しかし、情報がほとんどなく、対象者の居場所さえ突き止められずに、早い段階で失敗に終わったケースもあります。
別れさせ屋の調査力なら、必要な情報を調べ上げることも可能ですが、全く何もない状態から調べる場合は、それだけの費用がかかるので、予算が足りなくて工作を依頼することができないこともあります。
このように、対象者に関する情報は、できるだけ多く用意しておくことが成功に繋がるのです。
ただし、素人が情報を集めようと下手な行動をして、対象者に不審に思われたら、工作が失敗してしまうので、無理に調べようとせずに、リスクにならない程度に情報を集めておくことが大切です。
■成功率を上げるための心構え
また、別れさせ屋に相談する際は、恥ずかしいことは話さなかったり、自分に都合の良いように話を作ったりする人もいますが、これも失敗に繋がります。
隠し事や偽りの情報が“落とし穴”となり、別れさせ屋がそのことを知らずにはまってしまえば、そこで計画は台無しになってしまいます。
そのため、恥ずかしいことでも、自分が不利になりそうなことでも、包み隠さずに何でも話すことが重要なのです。