交際や結婚を親に反対された、そんな経験をしたことがある人も数多くいらっしゃるでしょう。ただ、行き過ぎたケースになると、親に強引に別れさせられたということもあるようです。もちろん、親自身が面と向かって別れるように説得して別れたのであれば、仕方ありません。しかし、中には、別れさせ屋に依頼して、別れさせようとする親もいるそうです。果たしてこれは許されることなのでしょうか。
<子供の気持ちを考えると良くない行為>
いくら親だからといって、子供の気持ちを踏みにじる事は許されることではありません。当人同士が好きで付き合っているのですから、それを強引な手段を使って別れさせることは、多くの人が非難したくなるでしょう。ただ、親は時に子供よりも冷静に交際相手を見極めていることもあります。このまま付き合っていても、自分の子供が不幸になると感じたり、相手の悪い噂を知って、別れさせようとする親もいらっしゃいます。結局、何が大事なのかというと、子供の幸せです。その時は子供の気持ちに反した行為であっても、将来的に子供の幸せに繋がることになるかもしれません。だから、一時の子供の気持ちだけが全てではないということです。
<別れさせ屋も冷静にアドバイス>
別れさせ屋も、何でもかんでも依頼を受けるわけではありません。例えば、明らかに親のエゴが強く、素行調査をしても当人たちには何ら問題がないと分かった時には、工作に踏み切らないこともあります。そんな時は、交際相手がどんな人間なのか伝え、冷静にアドバイスを送ります。そこで、納得してくれる親もいらっしゃいますし、納得せずに物別れに終わることもあります。大事なのは、依頼人も含めて、多くの人が幸せになる方法を探ることです。別れさせることで、不幸になるのが目に見えているのであれば、別れさせ屋としても強引な遮断を取ることはできません。親が子供を別れさせること、これは本来はあってほしくないことですが、時と場合によっては仕方がないこともあります。大事なのは、その後子供がどんな生活を送り、幸せになれるかどうかです。そこを尊重しているかどうかで、ありなのかどうかは決まってくるでしょう。