親が別れさせ屋に子供の交際の離別を依頼してくるケースは時々あります。子供の交際相手がヤクザだった、とか前科者だった、とかの理由だったり、明らかにお金目当てで近づいてきているのに、子供はそれに気づいていない状況だったり……理由はそれぞれに様々です。親にしてみればなんとしてでも自分のかわいい子供の幸せを守らなければ、という思いで動いていますが、実はまったく見当違いな行動だったりすることもあります。それは本当に間違いのないことなのかあんな男と付き合っている娘は不幸に違いない、あんな派手な化粧をした女は絶対に息子の財産目当てで近づいてきているに違いない、など親はそれぞれの主観で子供の交際相手を判断しようとします。しかしはたしてそれは本当に間違いのない判断なのでしょうか。子供の幸せを子供の変わりに判断してあげられるほど子供のことをわかっているのでしょうか。最近はスマートフォンや数々のコミュニケーションアプリの登場により、意思の伝達の方法が様々に変化してきました。
効率的に迅速に行えるようになったものの、親子の間のコミュニケーションも情報端末に依拠するようになり、本当の意味での気持ちのやりとりは少なくなってきていると言わざるを得ません。そのような時代に、本人に代わって本人の幸せを判断することなど、本末転倒な結末を迎えてしまう布石となってしまう可能性があります。別れさせ屋に依頼すること別れさせ屋の仕事は交際相手や結婚相手との離別の誘導です。まさに人生を変える仕事と言って過言ではありません。自分のことではない依頼で、自分以外の誰かの人生を変えることは、エゴイズムととらえられても仕方がないことです。もし今現在、自分以外の誰かのことで別れさせ屋に駆け込もうとしているのであれば、それは本当に正しいことなのかどうか、もう一度客観的によく考えてみてください。状況の判断が自分では難しいのであれば、探偵などにまずは依頼して身辺調査をすることも一つの手かもしれません。なにはともあれ、まずはしっかり子供とコミュニケーションをとるようにしましょう。