自分の親が浮気をしている……そんな衝撃的な事実に生活が一変してしまった人も少なくないのではないでしょうか。自分の父親に愛人ができ、家に帰ってこなくなった、なんて人も実は周囲に結構いたりします。そんな時母親はどうしているのかというと「そのうち飽きてかえってくるよ」なんて言いながらあきらめた様子でじっと耐えている人も多いのです。子供からすれば、自分を育ててれた親は父も母もどちらも大切なものですが、そのどちらかがどちらかを苦しめている、となるとその様相は変わってきます。しかし、物事は主観だけではなく、客観で考えなくてはならないこともたくさんあります。浮気をしたのはたしかに父親。では悪いのはすべて父親なのか。父親が浮気をした、となると、諸悪の根源はすべて父親にあるかのような印象を受けてしまします。しかし、そこで考えないといけないのは、果たして悪いのは100パーセント父親なのか、という点です。
父と母は、それぞれがまず一人の人間です。かつては愛し合い、結婚した二人の異性です。子供の知らない場所でのやりとりもあるでしょうし、子供が知るべくもない二人だけの会話や思いもあるはずです。そこを一切無視して「浮気をした。悪だ」と決めつけてしまうのは早計かもしれません。なぜ浮気をするような心情になったのか自分自身が妻に対して、家族に対して何の不満もなく満たされていれば、外に刺激を求めるようなことはないはずです。家に帰れば幸せな家庭が待っているわけであり、癒やしを他に求める必要はありません。しかし他の場所にそれを探してしまったのには何か原因があるのでは、という考えるのが別れさせ屋のようなプロなのです。浮気をする原因を探し、それをつぶすもし浮気をする原因が残ったまま父親が家に帰ってきたとしても、また同じことの繰り返しになることは目に見えています。それを探し出すことで、父親が自分から家に帰るように誘導していくことがプロの技なのです。妻にも子供にも気づかれたなった父親の孤独がそこに存在しているかもしれません。とはいえプロに相談しなければ判明しない謎もあるものです。客観的な視点も大事である、という点だけ忘れないようにしましょう。