別れさせ屋に依頼をする人の中には、親の立場である人もいらっしゃいます。もちろん依頼内容は、自分の子供を付き合っている相手と別れさせたいというものです。親はいくつになっても子供のことが心配です。だから、どんな人と付き合っているのか気になるとは思います。ただ、別れさせるということまで親の立場で行って良いのかどうか、その是非について考えなければなりません。
<子供の人生にいつまで介入するか>一般的に子供は成人してからは、責任は自分で負うものとなります。だから、どんな仕事をするのか、どんな人と付き合っていくのかは、子の立場であろうと本人の責任であり自由なのです。ただ、最近は大学へ行く子供が増え、またなかなか独り立ちできない子供も多いため、20歳を過ぎても親の保護下にあることも珍しくありません。だから、ついつい親も子供へ干渉してしまうことが多くなります。それは恋愛にも影響します。あの人はだめだ、もっと良い人がいるなどと、相手にケチをつけたり、そもそも付き合うことも反対したりしてしまうのです。そして度を越してしまった時に、別れさせ屋に依頼にするという強引な手法に出ることがあるのです。別れさせ屋に依頼するには、多額なお金が必要です。でもそこまでして別れさせようとする人がいるということです。
<時には良い結果になることもある>ただ、中には親の判断が正しいこともあります。それは、明らかに付き合い続けることで子供が不幸になることが目に見えている場合です。恋は盲目と言いますが、子供も付き合っている相手のことを冷静に見ることができないこともあります。冷静に諭してもなかなか理解しない、相手と別れないというケースでは、時に強引な手段を用いる必要があります。親の立場として心苦しいものですが、その結果よい方向に向かうこともあるのです。親が子供の恋愛に口出しするのはどうかと思う人も多いでしょう。それはそれぞれの価値観なので、何が正解かは言えません。ただ、別れさせ屋に依頼した結果、良い方向になったのであれば、それは正しい判断だったと言えるのです。