別れさせ屋と探偵は、よく似た職業というイメージが根強いもの。
実際に業務の内容を比較してみると、重なる部分もありますが、一方でまったく異なる部分もあります。
別れさせ屋と探偵の違いは一体どこにあるのか、詳しくご紹介します。
■別れさせ屋と探偵には共通する点もある?
別れさせ屋と探偵業が似た仕事だというイメージを持たれるのは、実際に共通する点があることに由来しています。
探偵業を行うには、探偵業法に則り探偵業届出証明書の交付を受けなければいけません。
営業を開始する前日までに所在地の公安委員会に届出をする必要があるのです。
この探偵業届出は「探偵社」「興信所」などにおける探偵の主な業務である調査活動を行う場合に必要になります。
別れさせ屋においても、別れさせ工作の準備段階で事前の調査が発生するためこの探偵業届出をしなければいけません。
つまり、探偵業届出証明書の交付を受けているという点で探偵と別れさせ屋は共通しているのです。
■別れさせ屋と探偵の明確な違いとは
別れさせ屋と探偵の明確な違いは、「別れさせ工作を行うかどうか」という点にあります。
探偵は、基本的には依頼を受けてターゲットのことを調査するところまでが仕事です。
一方の別れさせ屋においては、ターゲットの調査はあくまで手段のひとつ。
最終的な目的は調査に基づく情報を使って別れさせ工作を成功させることです。
たとえば配偶者の不倫や浮気の証拠がほしいだけなら探偵に依頼すればオーケーですが、配偶者と不倫相手とを別れさせたいのであれば別れさせ屋に依頼する必要が出てきます。
■積極的にはたらきかけたいなら別れさせ屋がおすすめ
ターゲットについてよく調べたい、真実を知りたいという動機であれば探偵への依頼で十分事足ります。
ですがより積極的にターゲットにはたらきかけ状況を変えたいなら、別れさせ工作を行う別れさせ屋への依頼がおすすめ。
ご自身の置かれた状況や望みに応じて依頼先を選びましょう。