別居中の浮気は不貞行為になるのか

投稿者: | 2023年5月23日

結婚をしているのに、夫婦以外の人と男女の関係になることを不貞行為と言います。
別居中であっても浮気をした場合には慰謝料を請求されることがあるのですが、請求が難しい場合もあるので、どのような場合なのかを紹介します。

■別居中に異性とどこまで行うと浮気とみなされるのか

妻や夫と別居していると、寂しくなって他の異性と親しくなることもあります。
異性と親しくしていると、浮気とみなされてしまうこともあるでしょうが、どこまでなら浮気ではないのかわからない人もいるでしょう。
もちろん異性と話をしているだけでは浮気にはなりません。
では、手をつないだ場合はどうなのかというと、手をつないだ程度であれば問題はないのですが、ホテル街などで手をつないでいれば、浮気だと思われても仕方がありません。
キスをした場合や、肉体関係に及んだ場合には、間違いなく浮気とみなされてしまうので、慰謝料を請求されることもあります。

■別居中に浮気をしても慰謝料の請求が難しくなるケースもある

別居中に異性と不貞行為に及んでも、浮気とみなされないこともあるのですが、それは別居をしている理由が関係しています。
例えば仕事でやむを得ず別居をしている場合、自分の親の介護などで仕方なく別居をしている場合は、もちろん浮気になるでしょう。
では、どのような場合が不貞行為にならないのかというと、夫婦関係が破綻していると取れる場合です。
すでに離婚を検討している、離婚調停が進められている場合などは、夫婦関係が破綻していると取れるので、浮気をしても慰謝料の請求が難しくなるのが一般的です。

■別居中の浮気でも夫婦関係が破綻していれば慰謝料の請求は難しい

別居中の不貞行為が浮気とみなされるかどうかは、夫婦関係が破綻しているかが重要です。
離婚の話し合いをしている場合や、離婚が決定的な状態であれば、浮気が発覚しても慰謝料の請求が難しくなります。
しかし、単身赴任などで別居している場合に浮気をすれば、慰謝料を請求されることも多いので注意しましょう。