「別れさせ屋によって別れてしまった親の子供はどうなるのか」

投稿者: | 2017年11月14日

親の離婚というものは、子供にとっては非常に辛いものです。特に物心ついたときから、思春期にかけては、心に傷を負うこともあり、また周囲の目も気になったりで、辛い生活を送るかもしれません。もし、それが別れさせ屋の仕業だったとしたら、別れさせられてしまった両親の子供はどうなるのでしょうか。

<突然離婚するわけではない>
別れさせ屋が介入したからといって、突発的に離婚をするわけではありません。徐々に段階を踏んでから離婚を決意することになります。ある程度、離婚協議をする時間もありますし、お互いが話し合うこともできます。だから、その時にしっかりと子供の親権について話し合う必要があります。別れさせ屋というと、強引に夫婦を別れさせ、なすすべもなく一家がバラバラになってしまう、そんなイメージを持たれるかもしれません。しかし実際は、あくまで自然に離婚へと向かうように工作するだけなので、最終的にはお互い総意での離婚成立となります。

よって、子供の立場としては非常に辛いですが、どちらの親についていくかは、相談の上決める必要があります。基本的には、経済的、生活面で子供を育てられる能力のある方に優先されます。もちろん子供の意思も反映されます。

<子供のケアまではできない>
別れさせ屋の仕事は、ターゲットを別れさせることです。その後に起こりえることまでは責任を取ることはできません。依頼人が幸せになるかどうか、別れてしまった人たちがどういった方向へ進んでいくのか、この行く末は誰もコントロールは不可となります。子供も同様です。仮にターゲットに子供がいたからといって、別れさせ屋はそこまでケアできません。離婚することで、子供がどうなってしまうのか、それは依頼人が責任を持って考える必要があります。

別れさせ屋によって離婚してしまった子供は、とても可哀そうです。元々は離婚する予定はなかったのに、第三者の介入によって別れてしまったのですから、もしそれを知ってしまったら大変ショックを受けるでしょう。そんなことにならないよう、別れさせ屋は守秘義務を守り続ける義務があります。